2015年4月19日日曜日

おおい、縫ってるかあ!

歌手なら人前で歌わないと、
役者なら何らかの形で演じていないと、
勤め人なら職場に行って何らかの仕事をこなしていないと
「あの人は今」
扱いされてしまうわけで、

(あくまで他者がその生業を目撃していないからそう思うだけ、どっこい当人たちは生きてはいる)

で、果たして「縫う人」しかも「自分のために縫う人」はどうなのか?

やはり自分に問うてみるほかないのでしょうねえ。
「おい、縫ってないじゃん、何やってんの」って。
ついでに再度自分に問う、
「あの生地は今!?」


っつうわけで、@昨年買ってお見せしたあとどうしたかの話。
もったいつけんでよろしい・・


昨年お見せしたこの生地。
昭和40年代(推定)のウールプリント地。
何を縫うのを前提をした生地かはいまいちわからず。
厚くもなく薄くもなく、ふかふかしたよい手触り。
ウールにしてこの経年のわりには状態よし、
ただし虫食い所々にあり(しょうがないっす)。
虫にかじられるのはくやしいが、それだけ良い毛だという事で。
(本当に奴等は良いものを知ってる。気合を入れて買ったセーターほど食害に遭う。あ、余談ね)

花柄というよりは、荒いドットの集まり。大昔のファミコンみたい?クロスステッチの刺繍柄のようでもある。




虫さまに残していただいた部分をありがたく服に仕立てます。

ベースはこれ。
「はじめてさん」特集を、あなどってはなりませんのです・・遊べるんだから、色々。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%99%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89-2015%E5%B9%B4-02%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C/dp/B00RBVZUVU
柄を活かすには(ついでに虫の食べ痕をうまく回避)考え事が少ないほうがいいでしょう。回避できない痕は地味にかけはぎの真似ごとを。

デフォルト丈では、ちょっと食べ跡100%回避は難しそう・・
しょうがないので裾部分は別に取ることに。
ふわふわとした生地なので、重さがあるとよいかも、と
裾の見返しを10cmほど取り、そのまま四角に切り縫い付けた。裾をおしまいまで広げないのと、見返し部分の重みで、
「ふわふわしているけどひらひらしていない」モノができた。


いつもの撮影場所で、いつものアングル。
自然光と暖色LEDが混ぜ混ぜになったとこです。実はここ、洗面台のあるとこ。



柄だけ見るとかなり「おサイケ」ですが、いざ着てみると地味。
黒のタートルネックなんか合わせると更に。

暖かくなりはじめたので、そろそろしまってやらねばです、
もちろん樟脳をばっちり入れて!