2016年9月4日日曜日

そ、その生地は!



激安かつ珍妙な綿プリント生地をたくさん揃えている某サイトにて、春先にポチっておいたコレ。
古本柄です。
もちろん、色ちがいで押さえておいたのです。

先日、通勤帰りの駅までの道にて、
某服飾系専門学校から出てきた兄ちゃんが…同じ柄のシャツ着てた。
同僚と話しながら駅まで向かいつつ、わたしの目と意識はそのシャツに釘付け。

(ちょっ、ちょいと兄さん、もしやそのシャツ…あの店でなにしてあれしたヤツかい?)
などと昭和なしゃべり方、しかも代名詞だらけで訊いてもそりゃあただ怪しく失礼なだけでしょう…もちろん、実行は控えました。真相は藪の中。それでいいのです。
服に仕立てるとどんな感じになるのか、も少しわかった。

ともかく、その兄ちゃんのお陰で古本柄の服を一枚縫い上げることができたし。

色ちがいの生地を使って何をしようか、思案いたします。

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2016年8月28日日曜日

使用機材



生地を裁って何かに仕立てるのと同じ位、
写真機を使うのも好きです。
レンズや写真機と、生地の共通点は、
「おっ…これを使うと何かできちゃうかも!」
という妄想が立ち上がってしまう所でしょうか。
何がどうなるかはわからないけど、とりあえず買っ
て使ってみないことには、何もわからない。
困ったもんです。

ま、先行き不透明視界ゼロでも自分の手を使って何とか進めたら、それでいいんです。

我如何二生クベキ乎。
ー未知を少し残しておくこと。
芥川龍之介(朱儒の言葉)引用

毎度毎回ぶらぶらしては、未知を見つけ買い求め消費しておりやす。

最近の画像は赤いほうのコンデジで撮影してます。
場所は洗面所の壁。
光源が3色揃い(蛍光灯・白熱灯・自然光)、使い勝手よし。

さて、再び未知の探究に行くすかねー。

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2016年8月18日木曜日

盛岡・紺屋町で


毎週第三日曜の朝から、盛岡の紺屋町で開かれるアンチック市。
現住所周辺の骨董市も色んな出会いがありますが、
もちろん旅先でも。

以前お見せした「めくらじま」の麻生地と、同じ出所の綿生地…のはおりものがオリジナル。
連れて帰ってきてから、どう裁って使うかちょっと考えておりました。
(うーっ、いかにも古布好きオーラを放ってま~す…みたいに見える造りは避けたい…)
(丸襟なんか付けたらばっちりそちら側っぽいし…)
古布をしれっと使うのはほんと悩ましい。方向が決まるまで。
しかも丈は短く、着丈の出来上がり寸法だけは既に変更不可。

まあ、そういうシバリがあるほうが楽しい。予備の生地が出ないとこもスリル満点。

なんだってそんな面倒事にわざわざ突入するのか…
古布の綿織物は着心地いいもんだわ、と知ってしまったがゆえ。

という訳で、
数ヵ月悩んだり忘れたりしたのち、昨日もお話しした
「すてハン」5月号の襟付きチュニックに落ち着いたのでした。今縫わないと秋になってしまうし。縫うプロセスは既に頭に入ったから、後は柄合わせだけがんばってみよう。
決まったらもう振り向かないからね…多分。

何にもしない試行錯誤で数ヵ月、
でりゃっ!
と勢いで縫うこと半日。

和布っぽさは、やはり残ります。
もう少し着たり洗ったりを繰り返すと、また違った味が出そう…かな。

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2016年8月17日水曜日

ドキドキしながら店に行く



昨年からチマチマ刻んで何か縫っている、MUJIの麻ふとんカバー生地。
今年の一着。
おなじみ「すてハン」5月号に載っていた襟付きチュニックをベースに、少しずついじってます。

すてハンの原型のままだと、少々裾が重たく感じたため、
Merchant&MillsのBantamDressふうの形に
裾をカット。
歩きやすいです。ついでに涼しい。

MUJIの寝具生地は面白いものが結構あるので、服として製品化すればいいのに…寝具だけじゃ勿体ないでしょ、
と思えるものほど寝具コーナーにしか並ばない。
「洗いざらしの麻」シリーズの黒い麻生地は何回買ったか覚えてないほど、「何か」に転用しております…シャツだのカシュクールっぽいコートだの、ついでに枕カバーも。ああいう、褪せて乾いたような黒の色合いは結構見つからないのでした。

まあ、黒い生地は気付かれないけれど…
今回のようなヘリンボーンの縞柄だと、お店の人に二度見される時もあり。
うっかり着ている時に買い物に行ってしまうというのもアレなんでしょうが。着ていると忘れてしまうのね。

そろそろ夏の生地はお値段が変わるころ。
うっかりまた着たまま買いにいきそうな予感。
暑さのせいにしておきましょう。

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2016年6月10日金曜日

MEKURAJIMA


先月盛岡の紺屋町で見つけた麻生地。
生地といっても着物をほどいて繋ぎ合わせ、作業途中で終わっちゃってるようなもの。
蚊帳生地のように硬くてハリがある縞柄の織物。男物だったろうなあ、この地味さは。

ある分で最大限に使って出来るものを作ろう~、と決めて数日軽く悩み。
前をホックで留めるだけの、何だか着てるか着てないんだかわからんようなコートにすることに。
パターンを決めて、生地を裁つ…、あっ!ポケット分の生地が足りないっ。

仕方がないので他のパターンからポケットの部分だけ借りてきて身頃にくっつけて脇を縫えば出来上がり…なポケットをつける。
古生地は今ある分だけで勝負するという、狭い楽しみがある。

さて、アイロンかけてパリパリした状態で着用。
うん、まあ、それも面白いけど。
ぐるぐる巻いてほどいた所を着る方が変化ついて良さげ。
そんなわけで、ぐるぐるとくしゃくしゃ後の完成画像です。


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2016年5月24日火曜日

放置ノススメ



2月頃にお話しした、サラミがどうなったかというと…
画像のごとき仕上がりになりました。

今週は、2月頃に仕込んだ野菜やら、サラミや生ハムなんかの味見というタイミングになっているようです。

フライングというか、経過を見たくて、同一条件で作ったサラミを一本サンプルにして、一定期間置きながら味見をしていました。

で、それを暫く忘れてたんですね…ある程度やりきると、その後が続かないというか…
まあ、発酵食品は、こちらが頑張ったってしょうがないから。

という訳で、久しぶりの御開帳。

みごとに白かびサラミ風になってるじゃないすか!

お味も、塩味のカドがとれ、脂肪は分解してるし、山ほど入れたにんにくやスパイスとも馴染んでおられました。

ケーシング無しの、我流で作ったサラミでしたが、手前味噌的にうまうま、であります。

あっ、背景の塊は生ハム…です。

冬の豚仕事、総決算の巻。

ワインかビールか。迷います。

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2016年5月8日日曜日

あらかんの友へ



今年であらかんスタートする友人に向けて、オールドベネチアンの連をほぐして、首飾りをこしらえてみた。
赤いちゃんちゃんこは私の担当ではないと思うので。

1回60周で争うレースを走りきって、GPクラスへステップアップされたのね。

私などはまだまだ、Moto2クラスでもたもたやってる身。

見習いつつ頑張ろっと。

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2016年5月4日水曜日

「今晩はすき焼きよ!」


大江戸骨董市での戦利品。
着物をほどいた生地の束、金300圓也。
一目でこの柄お気に入り。

帰宅後ザブザブ洗い干す。
所々継ぎがあたり、丁寧に補修しながら着た跡が。
前のオーナーのお気に入りでもあった様子…さて、何しよう?

生乾きのままアイロンすべく放り出し…、
遠目に見たらば、何か違うモノと勘違いできそうな柄…

我が乱視眼には和牛薄切りかとも見間違う可能性あり。

(いやいや、洗濯機の上に和牛生肉置く暴挙は無しでしょう。)

かくして、昭和の贅沢フレーズを思い出す。
「今晩はすき焼きよ!」

さて、和牛柄ブラウスか、はたまたショールか。

料理はこれからであります。
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2016年5月3日火曜日

道中合羽の転職




私が勝手に゛Merchant&Mills撮り゛と呼んでいる画像。
ISO1600位のフィルムを使って粒子粗めに、
モノを無造作に投げて置いた風に演出するヤツ。
自然に投げて、無造作かつ服の造りが見えるような形になる確率は、結構低い…
映像の真実への道のりは、遠いっす。

さて、前回からの続き。
着丈約55cm、前は開けたまま、ちょいと羽織って着るようなジャケット。
マサちゃんの道中合羽、そんな形になりました。

合羽の円形をどう生かすか、
(前任者…どなたか存じませんが…の仕事は一部分残しておきたい)

生地がでこぼこだし、
(表地裏地ががっちり縫い合わせてあるうえ、内側には薄く綿が入っている)

縫い合わせてみたら縞柄がどう出るかわからないのも面白いかも…

という訳で、
袖と裾はあえて裁たずに生かし、重ね合わせて縫う箇所少な目に。

襟を別の生地で…とも考えたけど、その案もボツに。

素材はあまり変えることができないため、だいぶアイディアの折り合いを付ける点多し。


ま、方向が決まれば、一気に進みます。



円形に縫い合わせてある部分からダーツをとると、勝手に縞柄が変化します。

肩の柄合わせのことまで頭が回らなかったのだけど、
これまた勝手に合ってくれました。ありがたい。


後ろはこんな感じ。


合羽の裾が広がっている箇所はそのまま生かしたため、後ろ見頃は5cmほど長めに。

さて、生地としては…
少しごわっとした生地なために滑ることもなく、意外と縫い易かったかな。
何枚も重なる部分は少しこわかったけど。

案ずるよりナントカってやつで、また勢いで完成。
あとは切り抜いておいた、マサちゃんのタグをどこかに縫いつけておきますかね。
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2016年5月1日日曜日

マサちゃんのおさがり


「道中合羽しかも名札つき」を今様に仕立ててみようぜプロジェクト。
着手前に、思いきり悩んでおくことに。

裁断してしまえば(予備はないので)やり直しは効かないし…
(そんなの他の生地を裁つ時だって同じこと)

雨合羽用に円形になった生地からどう裁ち出すのか…
(なりゆきで行くしかあるまい)

表地と裏地ががっちり縫い合わせてあるけど…
(ほぐさないでそのまま行くしかなさそう)

生地が結構厚いけど、裾や袖の折り返しが難儀そう…
(前に縫った人の仕事をそのまま残して裁てば私も楽そう…)

もう、完成まで鱈とレバーは断ちます!前進あるのみ。



名札に書かれた住所は、その地域で市制が施行される以前のものでした。
少なくとも120年+@、マサちゃんが二十歳で着ていたとしても…???

実にハイカラであります。

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2016年4月26日火曜日

道中合羽



昨年からちょくちょく会津地方に通って、あれこれ探究中。

あるとき、ふと入ってみた古民具の店で会津木綿のふるーい反物を見つけて、
帰宅後ザブザブ洗って干して裁って縫ってみたら…
(何だ、この手触りはっ!)
細い糸できっちり織られた目の詰んだ昔の木綿は、風呂敷布を裁って縫った時から(過去記事参照…)気に入ってるので、
いとも簡単に(再び)はまったのであります。

で、今回は道中合羽。

マサちゃんが着ていたらしい。


しっかり織られた生地、ガンガン洗って地直ししたらきっといい感じに復活するだろうな。

で、ほどいてジャケットを仕立てようかしら~…という手前味噌プロジェクト、勝手にはじめます。


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2016年4月25日月曜日

最近こさえたモノから



ご無沙汰しております。
色々あれこれ、こしらえてはおりますが…御見せしてないものが増えてきました。
という訳で、ひとつ。
オールドか現代のかは不明ですが、ベネチアンっぽい大粒(直径30mm位)を神保町で発見、所望したところにあれこれを組み合わせました。
結構重さあり。
ワイヤー二重にしたほうがよかったかも。

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2016年3月2日水曜日

ほっておいて旨くする


当家の基本方針「放っているうちに何だか旨くなっている」モノを作ってみる。
食べ物関連も、範疇にあり。

数年来、晩秋から春は生ハムだのベーコン作っておりますが、
今年はサラミもやってみました。
目標値の基準味を決めるために、イタリアだのおフランスのを食べて味覚の準備まで( ´△`)

細かいプロセスは中略…としますが、
生ハムよりも気を使うのは確かです。

先月はじめに仕込んで、さて食べ頃は…まだまだ。
厨房と冷蔵庫をいったり来たりさせながら、熟成中。

サラミと生ハム作りのためなら、まだ寒いままでよいけど、
そろそろ、暖かくなってほしいすねえ。

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