2014年8月22日金曜日

越年麻チェック

生地を買ったのはもう、10年位前。
いや、もっとかな…
日暮里繊維街にある店で、夏の間何度か見ては「今度にしよう…」で、
やっと買ったら秋になっていた。
チェック柄自体は英国っぽいけど生地はイタリア製。
これで夏しか着ることができないスーツなんかこしらえたら、さぞかし酔狂だろうねー…などと生地を触ってるうちに秋→冬→春→夏×@….。
というようなことを、旧宅にしまいこんでいた包みを開いて思い出した。

旧宅より奪還、地直し、MPL のさるパターンをもとに裁ち、袖をつける前にやはり夏終了。これが去年。

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さてこれから縫える生地は…、とごそごそやっていたら、袖無し放置されたこやつが出てきて、うらめしそうにくったりと皺よせていた(まあ、麻ですからね。くったりと皺できますわ。うらめしそう、は脚色)。

おお、長い間放置して、すまんかったねえ…
もうちょいと、ほつれにくい生地ならぱっぱと仕上げたんだけどね。

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そんなわけで、越年製作になってしまった。やっとこ完成。

本来このweblogは、
買い込んで放置していた生地をひたすら縫い公開していくつもりで始めたんだから…基本に戻ったわけです。

太めの糸でざっくり織られた生地、結構重みがあります。
重ね着しつつ、秋を迎えるつもり。