2014年12月29日月曜日

KIRIPPAMEKKO/LittleでもなくBlackであることは確かなスエード生地のDress

だいぶごぶさたしてしまいました。
先月日暮里にて見つけた、エクセーヌ風の黒スエード生地@450円118幅×140cm・・を
どうするか!
やっと時間が取れたのでした。

パターンは去年夏に何かの裁縫雑誌からトレースしたVneck,,袖なしのもの。
夏に使わず、真冬に取り出す。まあ、あることですね。
使う生地が冬っぽけりゃオッケー。


んで、切りっぱなしです。

スエードだからね。ほつれないし。

襟ぐりとわきはとりあえず切りっぱなしのままでいく。


なに、切り方が荒い((笑)とな!




裾についてはまだ思案中。
ゆるくゴムを通してちょっとバルーンな裾にしてもよし。
ゴムひも自宅に無し、明日買いにいこう。






しかしあれだ、休暇に入ると途端にめんどくさがりになるからね。
ゴムひも、誰か売りにこないかな。
「おうおう、こちとらぁ昨日ムショから出たばっかでよぉ・・」みたいなんじゃなくて!

しかしなぜ、「ムショから出たばかりの押し売り」が取り扱う商品が
「ゴムひも」なのだろう。
そういう話をどこで聞いたかも忘れたが、やはりおかしい。

むむ、画像を見ていたらこのままのドレープ感たっぷりのやつでもいいかな・・

やはり、「押し売りお断り」ですな。

”KIRIPPAMEKKO”ちょっとフィンランド語っぽいでしょ。
きりっぱなしドレスと訳しておこう。



2014年11月11日火曜日

誰かさんの、とっておき

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わたしの二大出逢いモノ・スポットのひとつ、近所の古道具屋さんにて。
薄手の起毛させたウール地にプリントした生地。新品タグ付き、ebayっぽく云うとNWT"New With Tag "ってか。
こんな楽しげな生地、もったいなくって誰かがとっておきにして早幾年~、ついにわたしに見つかっちゃった。

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さて、何にしましょうかね。

わたしは、縫わないとっておきにゃあしておかないつもり。

2014年11月9日日曜日

ミルフィオリくずれ玉

時々のぞきに行く、神保町の書店兼アンティーク屋さん。
ここで見つけたモノは、なぜかウチに連れて帰ると長いお付き合いになるのが多い。
店主の選択眼がよろしいおかげであろう。
こちらは昼飯ついでに神保町に寄り、ウハウハ言いながら買うだけだから。
で、今回はミルフィオリくずれ玉ビーズ。
この色の脈絡ないことよ。
何時着用してもハズレの色はなさそうな。


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初めは幾つか他の玉と組み合わせてみようかと試作したけど、いまひとつ。

このごっちゃり感は他の色を寄せ付けない(笑)
2,3パターン試作してやーめた。
結局、同じ造りの玉だけずらっと並んでるのが一番落ち着くのだった。
一つ一つを見ると華やかそうだけど、ワイヤーでつなぐとなんか地味。
散々絵を描いて使って、洗う前のパレットみたいな色合い。


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なんだか「練習中に作ったやつを出しちゃいました」的な半端な雰囲気もあって、楽しい。

2014年11月1日土曜日

秋からのあっぱっぱ

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神保町の古本まつりが週末から始まった。
お昼食べがてら神保町交差点脇でお店広げてるとこを少しのぞいて、手縫い本発見。
「きもちのいい手縫い服」高橋美恵子著2006雄鶏社刊
どうやら既に絶版なんでした。中身も見ずに500円即買い。

巻頭に掲載されていた、タートルねっくブラウスなら秋冬いけそうじゃん。
何と、袖付けも見返しも不要。
折り返して縫うだけ。ウヒョー!

てなわけで、帰宅後早速型紙起こしてやってみた。

手縫いで袋縫い…実はやってみるまで、理解できましぇんでした。やってみて初めてなるほどこーなるのか、と。

生地は9月に縫ったボートネックあっぱっぱ分の余りもの。

何だか、出来上がりを撮影してみると…スッポンみたいである。

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試着してみると、タートルネック部分の立ち上がりが面白い。

取説にはタートルネックの端を始末したのち見返し線まで内側に折り、そこでまた縫う…とのことだったがあえて縫い付けず。
襟の高さ可変なまんまにしてみた。

↑これは全部延ばしてみた図。

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磔状態にしたタートルネックからピンをはずすと、着用時のイメージに近いかな。

暑い場所で着たらこのわさわさした襟部分に空気がたまってムシムシしそうだわ。だから秋冬向き。
薄手のタートルネックシャツなんぞ重ね着したら良さそう。

あえて硬め・薄手の麻生地かなんかで縫って、縦に丸めてくしゃくしゃの皺加工したやつなんかもできたらおもしろそう。

当分、これで遊びます。
首のまわりに温かい空気をためこむために。

2014年10月13日月曜日

仕込みなう



悪天候ならばひきこもり上等。
いいじゃないか、ゴミ出しと台風の強風対策で庭木の枝おろしもやったし!
冷蔵庫や地下食料庫から引っ張り出したあれこれで和食三昧なおかずもこさえたぞ!

どうだー、いつでも来やがれぃ、こちとらぁ立派なひきこもりだぞぃ。

なんつって昼間から気合を入れていた割には小雨程度で・・

ひきこもりには引きこもりなりのやり方があるわい。

てなわけで、最近見つけた独逸国のメジャーそうな女性誌のwebsiteから引っ張り出した
パターンのデータ。
今日はこれを9分割にして出力し、ひたすら内々にトンボで合わせて切り貼り。
お天気良い日にはこの作業、たぶんやらないな。雨天に感謝。

さて、どんなのができるでしょう。楽しみです。


http://www.brigitte.de/wohnen/selbermachen/kleider-selber-naehen-1173376/4.html

2014年10月9日木曜日

Yemaja o Babalu Aye?

数年前に神保町の某所にて買った、現代物のとんぼ玉。

こんなやつね。



面白いじゃんと思いつつ、何と一緒につないだら良さそうかまで思考が至らず。

最近引っ張り出して眺めてみたら、おおなかなか面白いじゃないの。というわけで、
久しぶりにワイヤー使ってつないでみることにした。

ちょうどよく白色のホワイトハート(なんだか変だよねえ、白いホワイトハート。
うどん玉のせたライスみたいな感じ?)・・のいつ買ったか忘れたようなビーズもあるし。

真ん中の大見出し小見出しみたいなポジションのは決定。
柄が青いから端に青のホワイトハートで枠をとって・・・

おお、そういえばバラして使うつもりで買ったにせものアンティーク風ネックレスがあった。
これがまた、わざわざいびつに作ったうえに、ヨゴシが入ってるという念の入れよう。
レジンか何かでできていて、強度もある。
何本か束になっているネックレスの一本を取り端を切り、ばらばらにする。

全て白いので作ってサンテリアっぽいのにしてもいいかのう、とも考える。

青を加えたらYemaja か Babalu Ayeみたい。
もっともそのカミサマ2名のイメージだと青白のシマシマとかもっと青の分量がないと・・
と、言いだしたらきりがない。
白くて不揃いなビーズを見るとどーしても思考がハバナのサンテリア兄ちゃんズに至る。


あああ、あとピンな写真になっていた・・


しばらくこの組み合わせでいってみましょ。。

2014年10月6日月曜日

雨降りと低気圧だから古いビーズを組もう





年々、でっかい台風が先送りされてるような気がするんですが・・
気のせいじゃないんでしょうね。
南西部にお住まいの皆さん、大丈夫でしょうか。
こちら関東もいっちょまえに一日雨降りです。
どうかこんな気候ですからご無理なさらずお過ごしになれますように。

低気圧、心身ともにどよ~んとキております。
こういうときは何をするか?
まあ、細かくなく、割と一発勝負で結果のでそうなものを作ってみる。
(もちろん、何もせずにだらりとするのも幸せそうですが。)

余りに外が暗いので、眼にビシバシ響きそうな配色のビーズ組みを久しぶりにやりました。

ビーズそれぞれはずいぶん前から持っていた。

赤いのはかなり古いもの。
池袋のサンシャインなんたらでアフリカ系企業がビジネス用の展示会をしていた時、
たまたま件のビルに寄ってちょっとのぞいたら面白そうなビーズの連を売っていた。
今思えばもっと買うべきだったなというおねだんだったような・・・
きっと、売る側が国内相場をあまりリサーチしてなかったんだろうな。

多分、ベネチアンとかボヘミアンの何か。いいかんじの赤。
精製しきれていない純度低そうなやつが好み。
長さ、結構ある。真ん中の長いので直径40mmくらい。

何か別の組み方をして首にぶら下げていたけど、今の好みではなくなったので破壊・分解。
壊れなければ何度でも作り直しができる。ビーズのいい所っすね。

小粒(直径5mm前後)の青・赤は確か某有名オークションでポチったやつ。
この手のビーズ専門で売る人が「あるアフリカ人から預かったわけあり品。由来年代不明」
というちょいとワクワクするような説明付きのホワイトハート(内側の芯みたいなとこが白いやつ)。
青一色で組んで暫く使っていたら、ワイヤー端の処理が甘かったようで重さに負けた。
この青一色もなかなか味わいがあったのだけど・・・。

というわけで破壊したのと壊れたのをあわせて再編集。
太いワイヤーを使ってます。重さに負けないように。

なかなか、ずっしりとしたヤツができあがりました。

ブツ撮り用の適当なバック紙が見当たらないので、MUJIのクリスマス用パッケージを
敷いて撮影。ズボラですね。でもこれならビーズのややクリアな感じが出るかな。

久しぶりにビーズなんかいじった。縫い物とは別の集中力が要るみたい。
出来上がった頃にまた低気圧のどんよりが。
できたものを枕元に置いて昼寝、起きたらすっかり夕方。
明るさで言えば一日夕方のような感じでしたね。

おお、明日の通勤交通事情が心配になってきました。
そろそろ寝ます。では。皆さんもご無事な週明けを!



2014年10月2日木曜日

Antes que anonchezca (解体10日前の家で)

やってきました、ばーちゃんとのコラボ。
もう、解体10日までだというのに、この「いつもどおり」な感じ。
それを無理やり味わいにきたわけだけど・・・。

前回話をした、客用ふとんをくるんであった、綿銘仙のような生地に
もう一枚縫い合わせてある丈夫なふろしき。

色々補修が入ったものだったのはお見せしたとおり。

こんな感じ。



空家であるから、誰も来ないし誰かが居るとも思われていないのをいいことに、
がっつりと製作活動に集中。

古い家屋なもので、コンセントらしきものは右側の柱にあるものひとつだけ。
常時タコ足と延長コード使用です。

「万年床」ではなく「2.5日床」程度の敷きっぱななしであります。
次に来る予定の身内用に、日向に干しつつ使用。





さて、東京の自宅にて必要な部分は裁って持ってきた。
あとは縫うだけ!!!

着物生地だからね。
今回は全て手縫いで。

縫い方は、既に勝手知ったるサンプラ/MPLのクルーネックフレアードレスのパターン。
裾をデフォルト丈よりも10cmほど短くしてある。

解体前の家とのお別れ裁縫大会でもある。
土壁のヒビにも会えなくなるのである。
震度6強に耐えたのだから、最後までほめてあげる。おうちよ、きみはえらい。



2枚あった客用ふとんのもう一枚はほとんどソファー代わりに使う。

朝の10時ごろから縫い方はじめ、
「返し縫い」と「折伏せ縫い」を繰り返し、
2枚重なった生地をうまくツレないように、とか
ばーちゃんがそおっと縫い合わせた箇所がほつれそうになるのをカバーしながら、など
一回人の手が加わったものを形にしていくのも・・・た、たまには・・い、いいかも。

時々手を抜きたくなる気持ちになると、何でもビシッと仕上げていたばーちゃんの声が、
どこかからしてくる(ような気がする)のだった。
(もしかすると、横から見ていたかしら。)

時々、激しい充実感に襲われ、うわあ、縫い終わりたくなーい、と感じる瞬間あり。
ものすごく面白い小説を読んでいる時の気分にも似た感覚。
説明しがたいナニモノカとの一体感というか。

しかし滞在時間には限りがあり、ここを出たらやること満載。
ガス水道電気全てが通っているうちになんとかしなくちゃ。
10日後にはここにあるものは土に還っちゃうし。

Antes que anonchezca!!



夕方までには何とか完成。
廊下の突き当たりで、箒や高枝鋏たちと記念撮影。

夢中になりすぎ、昼飯を抜いてしまった。
さて、これを着て墓参りにでも行くかあ。
やはりばーちゃんには、見せて自慢しとかないといけない。

っつか、やはり手抜きを指摘されそうな気がしないでもない・・・夢枕に立つのはかんべん。


2014年9月27日土曜日

恐怖の柄あわせ

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解体前の我がサマーハウスから、客用布団らしきものを包んでいた布が出てきた。
よく見ればそれは二枚の着物をほどいて300×180cm(くらいかな)の風呂敷に仕立てたものだった。

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着物をほどいて一枚の生地にするだけでも、どうか?と思うのに、
更に柄合わせまでしている。

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更に窪んだ箇所には別の生地をあてて、尚も柄合わせ続行。

縫い目の細かさからして、祖母が随分前にした仕事のよう。大体、この柄の着物を着ている所は見たことががない…

しかもこの風呂敷はずっと押入れにあったのは何となくみてはいたけど、
裏の柄しか目に入らなかったせいでこの南天柄はもうまったく初対面のようなもの。

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よく見るとあまりに凄い生地だったので、
ボンクラな孫は祖母とコラボすることにした。

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さて、どうなりますか。

2014年9月23日火曜日

寸暇寸暇寸暇



9月、何だか、やることいっぱいだ。
大体、土日に在宅していないじゃないか・・・、3週間ばかりそんな生活。
月~金に針を持つ気力が少々落ちてたけれど、
季節の変わり目は締切みたいなもんだから寸暇を強制的に捻出。

待たせたぜ、水玉ベイベぇ~。
フィンランドから連れてこられて、いきなり服にされるとは思うまい。
袖部分だって、数年着用後いきなりひっちゃぶいて別の服にされちゃうとは、
Sundance CatalogオーナーのR.レッドフォードだって思うまい。




どうです、この色あせ具合。
グラデーションがついてる訳ではなく、日向かなんかにあったため、退色したもよう。
だが、そこが気に入ったんだからしょうがない。


裾のあがりかたからして、細い窓のカーテンかなんかだったと思われる。
当初の計画どおり、カーテンの裾上げ部分はそのまま流用。
知らない誰かさんとの合作になっちゃった。kiitos!


ほほほ、小キズもありですわよ。
こっそりかがって誤魔化すか。


国産裁縫本では厚ぼったい見返しがついていた。が、無視。
軽めに仕上げたいのでバイアステープで端の始末を。
最近、薄さと幅が気に入っている100均経由の黄色いやつ。
自作してもよかったけれど、この色が使いたかったもので。

し、しまった・・後ピンな写真になってた・・(・・;)


2014年9月12日金曜日

解体と裁縫

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件のサマーハウス、解体日程がほぼ決定。
自作プロジェクトのおニュウを着てこれるのは、これが多分、時間的な制約から考えるとこれが最後かもしれない。
というわけで、だいぶモノは撤収済ながらも僅かに保存中の木製ラジオと一緒に、昨日できたばかりの一着を記念撮影。

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まだまだいけそうな、ばあちゃんworksを発見。
手縫い箇所も生かしつつ、しれっとワンピースにしてみようっと。

この家にはそういう探険&発掘をしにくるのが長い間の楽しみだった。
解体の時期に裁縫趣味が去来していて、良かった、って事にしよう。

旅鴉

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通勤時と同じ時間に起きて、あれこれやって、先ほど新幹線飛び乗り完了。
長年サマーハウス扱いしてきた空き家もといばあちゃん家を解体するため、の法事へ。
普段着オッケーとのお達しにより、
この家で何でもかんでもお手製生活を送っていたばあちゃんに見せよう、と
(既に鬼籍入りの人です、念のため。)
おとといいきなり生地を裁ち、一着完成。
薄い黒デニム地。織りに変化つけて柄ができている。裁ってほつれた箇所を見たら全部同じ糸だった。
洗っていくとまた味わいが増していきそうな生地。
全体図は御公務終了後にお見せしましょう。

週末は、仙台は定禅寺ストリートジャズフェスティバルがあるんすね。
既に現地入りする気配の、楽器持ちの人も車内にちらほらと。
法事もジャズフェスも、晴天が望ましいざんす…。では。

2014年9月1日月曜日

ポチったPolka Dots

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いつものMPL パターン(使いすぎてよれよれ)から離れてみようか、と急に思い立ち、
最近見つけた国産裁縫雑誌からトレース。
しかし、少し肩が落ちるデザインらしいのに、デフォルトで作成者してもワタシには肩落ちなそうな数値しか載ってないので、
仕方なく「ひらく」手間を取る。
ったく、何て住みにくい国なんだよ、
などと毒づきながらトレースする線を少しずらしてテキトーに「型紙をひらく」。
素直に別の使えばよいんだけど、作ってみたかったから。

というプロセスを経て、生地は。
フィンランドの古生地(水玉)
袖部分は、数年前に買って着ていたSundanceCatalogの麻シャツの袖(だった)生地。
斜めがけバッグを使いすぎて、身頃がすれちゃいましたもんで、袖だけ温存。
ほうぼうからやってきた(最低限一回は使用済み)生地を合わせて、一着。
さーて、涼しくなっちゃう前に仕上がるとよいけど。

2014年8月26日火曜日

まるであのセンセイの

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非常に偶然、たまたま、こんな柄の生地を見つけてしまいました。
まるでかの彌生センセイの水玉のよう!
由来は謎ですが、どうやら70年代モノのようです。
2mほどあるのです、さてこれからどうするか。
ちょっと涼しくなったので、ゆっくり考えます。

2014年8月24日日曜日

BACK TO SCHOOL(骸骨の裏側)

件の骸骨柄ふとんカバー。
(何日か前の項を参照)


さて、これの裏側の柄は。


このようなシマシマでした。

地色とこのかすれ具合からして、黒板にチョークで書いたような感じです。
骸骨図と合わせて、学校の備品イメージなんですね。
さすが、IKEAの子ども部屋用コーナーに並んでただけのことはある。


いつまでたっても開かない「秋への扉」にちょっと腹を立てながら
(この暑さのせいで鼻風邪までひいた、アデノだかライノだか知らねーけどウイルスに負けた。)


この板書をタテヨコに合わせて一着。


今までの「あっぱっぱ」シリーズと同じパターン。


ちなみに、このパターンは・・。
通称「すてはん」(わたしはそう勝手に呼んでいる)、「すてきにハンドメイド」2013/6付録を
ベースにしつつ、襟のラインは我流で時々書き換えて「すてはん(改)」となってます。
ひじょうに簡単なパターンなので、柄合わせに悩みそうな生地を使うときは迷わずこれで。

「すてはん」は付録・本誌解説ともたいへん親切なご本で、ささっと読めば
出来上がり寸法まで明記されており(これがきちんと表示されていない裁縫本も少なくない)
作って着た場合どんなんなるのか、うっすらイメージできる。
1000円にお釣りの来る価格、スーパーのレジ横でも買える雑誌としてはなかなかです。

各国の「型紙つき裁縫雑誌」をめぐった結果の「すてはん」讃歌なわけですが、
(もちろんどれもそれぞれ面白い)
その「各国雑誌(型紙つき)」の話はまた、いずれ。



2014年8月22日金曜日

越年麻チェック

生地を買ったのはもう、10年位前。
いや、もっとかな…
日暮里繊維街にある店で、夏の間何度か見ては「今度にしよう…」で、
やっと買ったら秋になっていた。
チェック柄自体は英国っぽいけど生地はイタリア製。
これで夏しか着ることができないスーツなんかこしらえたら、さぞかし酔狂だろうねー…などと生地を触ってるうちに秋→冬→春→夏×@….。
というようなことを、旧宅にしまいこんでいた包みを開いて思い出した。

旧宅より奪還、地直し、MPL のさるパターンをもとに裁ち、袖をつける前にやはり夏終了。これが去年。

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さてこれから縫える生地は…、とごそごそやっていたら、袖無し放置されたこやつが出てきて、うらめしそうにくったりと皺よせていた(まあ、麻ですからね。くったりと皺できますわ。うらめしそう、は脚色)。

おお、長い間放置して、すまんかったねえ…
もうちょいと、ほつれにくい生地ならぱっぱと仕上げたんだけどね。

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そんなわけで、越年製作になってしまった。やっとこ完成。

本来このweblogは、
買い込んで放置していた生地をひたすら縫い公開していくつもりで始めたんだから…基本に戻ったわけです。

太めの糸でざっくり織られた生地、結構重みがあります。
重ね着しつつ、秋を迎えるつもり。

2014年8月19日火曜日

ふろしきがまだ材料だった時



昨年ふろしきからワンピース作るぜプロジェクトを始めた時の記録が出てきたので、
本日はそれをくっつけておく。
本来は完成したものだけひたすらあげていくページにするつもりだったけど、
ちょいと気が変わった。

呉服屋さんのふろしきさん。
大宮前の石田さんて名前がついていました。



これを服の形に裁断していき・・・
こんな感じに。

袖部分はずいぶん前に買っていた麻生地で。







2014年8月14日木曜日

ただの二つ折り

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夏休みらしく夏に着るものを縫い翌日には完成、それを着ておでかけ。
外出へのモチベーションを向上させるべく、あれこれやっています。

先日買っておいたIKEAヴィンテージコレクション生地、
ざっと洗って地直し。

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この柄をまんま生かすなら一枚裁ち型紙しかないでしょ…

という訳で、もう何度か登場している(IKEAのふとんカバーの項参照)例のやつで。

いつもなら、前後の柄を同じように見せるために中央で一回裁断し、つなぎあわせたりしますが。

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今回はそのまま、二つ折りで脇を縫ってみた。

襟ぐりの形は別の型紙から持ってきて、ここだけ一部変更。
製作所要時間は、かなり短かったなあ。愉快愉快。

夏休み中盤、こんなのをぺろりとかぶっておでかけです。

2014年8月11日月曜日

vestido para dia de los muertos

さて、旧暦お盆も近いし・・・、
こんな柄でもいってみますかね。


これまたIKEAの子ども部屋コーナーにいた、ふとんカバー。
見たとたん、
ふ、服にしてみるほかあるまい!!
レジまっしぐら。

サイズは子ども部屋コーナーに置いてあっても普通の大人用シングルと同じだった。
カバーのデザインはこの「頭部欠損」状態がデフォルトなんすね。
使用時に、ねている人の頭がくっついて全身揃うというイメージなんでしょう。笑えます。

こんな可笑しいデザイン、わざわざ寝ている時だけ使うのはもったいないでしょう。
というわけで、、ほねワンピース。
パターンはもう・・、あいかわらずのMPL/サンプラのクルーネックフレアードレス。
ええ、パターンの紙は既によれよれです・・、これで何着こしらえたことでしょう。忘れました。

わたしとしては前見頃に全身使いたかったのですが、いかんせん長すぎます。
じゃあしょうがないや、で
後ろ見頃に脚部分をもってきました。

ほい、こんな感じ。



着てみると、後頭部につながって、前向きの足がにょきっと生えているって図に。
これまたちょっとアレな感じです。
袖付けなどに作業に入る前に、ちょっとかぶってみたのですが、もう大笑い。

夏休みってこともあり、さくっと完成。ちょっとがんばったけど。
出来立てをかぶってみて思い出したのは、
メキシコのお盆”dia de los muertos"でした。
かの期間になるとガイコツの図や人形、砂糖菓子、あらゆるモチーフが骸骨化します。
なんせ「死者の日」だからねえ。
ただ、あれは11月なんでした。こっちのお盆は8月。

おっ、本家は服じゃなくてガイコツ・メイクで遊んでるぞ!
ほとんどゾンビみたいのも(笑)
http://education.nationalgeographic.com/education/media/dia-de-los-muertos/?ar_a=1

2014年8月7日木曜日

あっぱっぱっぱ\(^o^)/

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連日の猛暑に頭をやられて、普通に起きて働いてご飯をお腹に入れて寝るだけで精一杯の上等博覧会な日々…。
それじゃダメでしょ。
我があっぱっぱ魂はどうした!
台風なんか幾つか来たら、秋になっちゃうじゃないのさ。

というわけで、前回ご覧に入れた、アフリカンプリントの続き。
いざ行け、手縫いのあっぱっぱの旅へ。

一日一ヶ所ずつ、ここまではやるぞーと決めてそこまで仕上げていけば、
週末には着ることができる。(多分)

かくして、我があっぱっぱは完成しにけり。
さすがに縫うとこ少ないと、早いな。

アフリカンプリント、バティックの生地に近い。しっかりしたつくり、なおかつドレープの落ち感も出る。

これからじゃんじゃん着なくちゃ。

2014年8月3日日曜日

あふりかん


日暮里への生地買いの旅に出たら、一応必ずここには行くでしょ・・
(と、自分では決めている)巨大な生地&周辺パーツ屋さん、TOMATO。

奥の売り場に行くと、アフリカンプリント生地なんかもあるんですね。

昨年買って、涼しくなっちゃってそのままになってたやつを裁つ。

裁つ前に、ワックスでばりばりになっている状態から、洗って開放。


            もう今月は「あっぱっぱ」の専門家として生きる(笑)決意で。

2014年7月29日火曜日

ふふふ、ふろしき

さて、時々話題にしている、ご近所昭和テイスト古物屋さん。
色々な「布もの」が並んでいます。
小麦粉の袋、蚕繭の袋、どこかの洋裁店から発掘されたような「いい感じ」の柄生地。
さらに奥へ行けば、
ふろしき。

酒屋さんの、果物屋さんの、呉服屋さんの。
多分その商売に合うサイズというのがあるんだろう。
そしてどれだけのモノを包んで背負っていたのだろう、この手の風呂敷ユーザーは
人力でモノを運んでいたのだねえ。今更ながら感心する。
150×150cm位の風呂敷を一枚買う。
呉服屋さんが使っていたらしく、角に「●●呉服店」と書かれた布が縫い付けてある。
糸は細いけどしっかりした織りで目が詰んでいる生地。


ざっくりしっかりした手触り、これはもう服に仕立ててみたい。

というわけで、迷わずGO!
今回はMPL/サンプラのプルオーバードレスのパターンで。

あ、見頃を取ったら袖部分が足りない・・というわけで、
同系色の麻生地が残っていたので合流させてみた。



この色合い、どう見ても昭和40年代よりは前のものじゃないかと・・。

別の用をなしていた生地をまたまた別の用に「転職」させていくのもなかなか。


2014年7月27日日曜日

IKEAのふとんカバーから




さて、過去モノの話が続いてしまったので・・・
この4月に近所にオープンしたIKEAで買った布製品を使ったあれこれについて。

寝具コーナーに山積みされているふとんカバー(の最も安価なやつ)。
一目見て柄は気に入り、サンプル生地を触ってみたらなかなかしっかりしている。
高級ラインのような織りの細かいやつじゃなくっていいんだよね。夏着る服なんだし。

この「上腕二頭筋」解剖図のような模様に寒色系ってのもいいかんじ。

シングルサイズのを一組買い、まずは洗って地直し。
それからふとんカバーを一枚布にしちゃう。

勿論、量り売り生地コーナーに同じ柄があったら間違いなくそちらを選ぶ。
でも、ないんならしょーがない。破壊命令っす。


そんなこんなでできたのがこちら。


パターンは、昨年の「すてきにハンドメイド」の何月号だったかな・・の手縫いワンピース用。
一枚裁ちのパターンで、脇とえりぐり、裾と袖のしまつさえすればいきなり着ることができる。
いつも使っているMPL/サンパターンのモノ同様、柄合わせにめちゃくちゃ悩む必要なし。