2014年7月29日火曜日

ふふふ、ふろしき

さて、時々話題にしている、ご近所昭和テイスト古物屋さん。
色々な「布もの」が並んでいます。
小麦粉の袋、蚕繭の袋、どこかの洋裁店から発掘されたような「いい感じ」の柄生地。
さらに奥へ行けば、
ふろしき。

酒屋さんの、果物屋さんの、呉服屋さんの。
多分その商売に合うサイズというのがあるんだろう。
そしてどれだけのモノを包んで背負っていたのだろう、この手の風呂敷ユーザーは
人力でモノを運んでいたのだねえ。今更ながら感心する。
150×150cm位の風呂敷を一枚買う。
呉服屋さんが使っていたらしく、角に「●●呉服店」と書かれた布が縫い付けてある。
糸は細いけどしっかりした織りで目が詰んでいる生地。


ざっくりしっかりした手触り、これはもう服に仕立ててみたい。

というわけで、迷わずGO!
今回はMPL/サンプラのプルオーバードレスのパターンで。

あ、見頃を取ったら袖部分が足りない・・というわけで、
同系色の麻生地が残っていたので合流させてみた。



この色合い、どう見ても昭和40年代よりは前のものじゃないかと・・。

別の用をなしていた生地をまたまた別の用に「転職」させていくのもなかなか。


2014年7月27日日曜日

IKEAのふとんカバーから




さて、過去モノの話が続いてしまったので・・・
この4月に近所にオープンしたIKEAで買った布製品を使ったあれこれについて。

寝具コーナーに山積みされているふとんカバー(の最も安価なやつ)。
一目見て柄は気に入り、サンプル生地を触ってみたらなかなかしっかりしている。
高級ラインのような織りの細かいやつじゃなくっていいんだよね。夏着る服なんだし。

この「上腕二頭筋」解剖図のような模様に寒色系ってのもいいかんじ。

シングルサイズのを一組買い、まずは洗って地直し。
それからふとんカバーを一枚布にしちゃう。

勿論、量り売り生地コーナーに同じ柄があったら間違いなくそちらを選ぶ。
でも、ないんならしょーがない。破壊命令っす。


そんなこんなでできたのがこちら。


パターンは、昨年の「すてきにハンドメイド」の何月号だったかな・・の手縫いワンピース用。
一枚裁ちのパターンで、脇とえりぐり、裾と袖のしまつさえすればいきなり着ることができる。
いつも使っているMPL/サンパターンのモノ同様、柄合わせにめちゃくちゃ悩む必要なし。




2014年7月26日土曜日

岩手県南のオフなんとかで

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昨年夏、お盆公務で北上した折に、暑さに厭きてもうやんだぐなったため気分転換…にいく先は、
TSUTAYAとオフハウスかよ…。
何か込み入った買い物探し物なら仙台へ、という地元の買い物行動がこういう環境をこしらえている、と言えなくもない…もっとも最近なら自宅でクリック&決済すれば大抵のモノは届けてもらえるから、
実店舗を構える商店は増えていかないかもしれない…などと見えない未来を憂うよりは、
ここで見つかる面白いモノに対して意識をフォーカスしたほうがよかろうね~…というわけで、
リサイクル呉服コーナーでみつけた、
薄手ウールの反物。
なんで反物なのにダブルに折ってあるの?
まあ、細かいことは抜きにして、反物1本500円。
水玉ではなく楕円水玉なのがポイント。
東京さ戻ってから早速洗い地直し、
MPL/サンプラのプルオーバードレスのパターンで縫ってみた。
薄手ウール、夏生地としてオッケー。
ただ、シワは出るねえ。仕方ないか。
秋口になったらくしゃっとした綿のタートルネックシャツかなんか重ね着。
などと考えていたら、昨年は急に涼しくなり実行せず。
今年はやってみるつもり。

2014年7月24日木曜日

marimekko selanne

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だいぶ前にさるオークションサイトで見知らぬ方から譲っていただいたmarimekko生地。

Fujiwo IshimotoデザインのSelanne。
こういうのは、どのへんから裁つかかなり迷う…って、迷うほど手持ちの生地は長くないんだけど。

袖部分の足りない箇所は前から持っていた生地を合わせた。
marimekko の色は、似た発色の生地を探すの結構難しい…と、悩んだり探したりでウロウロするのも、まあ、楽しみのひとつ。

2014年7月21日月曜日

泥染布、その後


だいぶ前にこれの製作過程を記していこうと思いつつ、縫っていたときのめんどくささを
思い出してしまい、ついつい放置してきたテーマ。
さて、気を取り直して・・


生地の厚さ、平均約1mm。
太い糸でがっしり織られた生地、裁断したあとの端切れはまるで「豚肉のこま切れ」。


かなーり気合をいれて、手縫いで脇を縫い、
襟までつけた頃には、もう年越し。

パターンは、この厚さで袖付けなんて考えたくないので、ラグランスリーブの形で。
縫う場所を極力減らしつつなおかつ形になるパターンなんて・・都合良すぎる注文を
ほぼかなえてくれたのは、NHKの手芸番組が出していたムック本。
しかもまだ「おしゃれ工房」時代のもの。ブックオフで発見。
付録の型紙つきで出てきたのは、ありがたい。
意外とあなどれませんよ、NHKのテキストものは・・


恐怖のボタンホール、あける前の状態。



厚い生地に切り目をいれると、ぼろんぼろんと太い糸がほつれてくるんだけど・・やらねば。


で、がんばりました。
ボタンは前から持っていた・・たぶん大昔に渋谷道玄坂沿いのwake upで買ったという記憶。
骨でできたボタン。生地との質感も合いそうだったので決定。

ほい、こんな感じです。



一番面倒だった箇所は、衿付け。
なんせこの1mm厚の生地を・・
襟部分裏表で2mm+見頃で2mm、見返しで1mm・・
革縫い用の頑丈な針を出してしまいましたわ。

着用感は・・、まあ、苦労もプラスして・・、
もっさりと暖かい面白い感じになりました。

裾上げで折返し部分の厚みが気になるので、裾は一回バイアステープでかがってから上げた。
これは大昔来ていた厚地のダッフルコートがそんな造りだったのを思い出して参考に。
縫う前から「ここはこうしよう」などとアイデアもないままに始めて、
いやになったらやめて、またアイデア出たら着手。
次に何か縫うときは参考にしよう、
しかし、
しばらく縫わないだろうなあ・・・


2014年7月18日金曜日

As Time Goes By

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ヘルシンキのリサイクルショップで見つけたFinraysonのふとんカバー。
譜面柄、しかもその楽譜はAs Time Goes By だった。
こんな面白い柄、
買わずにどうする!
で、買った。
こんな出会いの繰り返しにより、
スーツケースはヘルシンキ中心部のリサイクルショップで見つけた生地でぱんばんに。

帰国後がっちり洗い、地直し。
ふとんカバー、小さく見積もってもダブルサイズだった。
それゆえ柄合わせはかなり気楽にできた。
なんせふとんカバーだから、生地の量は二倍あるし。
初回は譜面の柄を縦長にして裁ってみることにした。
寝具用の生地って、しっかり丈夫で肌触り良く、実は服地としてもなかなか。
今度作る時は、横に裁ってみよう。
また違う味わいを期待して。

旅先からとか

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博物誌の生地による服は、すでに襟ぐりの仕上げを残すのみになっていた。
この蒸し暑さなら旅先で着たら楽しかろう、と
少し早起きして完成させ、そのまま
着てしまい、列車に乗り込んで…
ほい、現地着。
いつもと違う場所で撮るのも面白いかねー、とやってみたところ。

都会育ちの人が引きそうな柄だぜふっふっふっ。
なんせ、ハエだかアブみたいな柄まで付いてるからねー。

以前、大きな花柄のアロハシャツを着て歩いていたら、生地の花柄めがけて蜂が飛び付いてきたことがあった。
奴らが花のようなものをどう認識しているのか、ちょっと解ったような気になった。

さて、今回の柄は虫だの植物だの満載だけど、奴らは反応するかしら。
スミ一色印刷だからあまり萌えないかな。

あっ、ちなみにこれは…、
IKEAで見つけたカーテンなんでした。
計り売り生地にはない柄だったので
カーテンとして買い、地直ししたのち破壊して服にしたのです。
ラミー/コットン生地だから、まぁ夏物としては最適かと。

2014年7月17日木曜日

博物誌の夏服

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このところ汗かきながらやっていた、個人的な表現活動イベントが一段落したので、
色々終わるまで縫う事を封印していた生地を出す。

虫嫌いな人から思い切りひんしゅくを買うのは想定内。
洋書古書店の、奥のほうの棚に並んでいそうな柄。
さて、どうなることやら。

2014年7月16日水曜日

テストなり→本文追加

いつも持ち歩いているPHSの「須磨子さん」から当weblogを投稿するために、
使いやすいアプリケーションを探求中。

これは2つ目のアプリケーションなんだけど、今ひとつはっきりしないなあ・・
というわけで、同じ頂上を目指すのに別の登山口からアプローチするような真似を
しばらく続けてしまいそう。

で、テスト用画像はmarimekko/paprika(だったかな)の端切れで作ったかぶりもの。
(いや、今までもかぶりものしか作っていないけど)
昨年秋に出たどこかの手芸雑誌の付録型紙を元に作った。

この生地はちょっと厚地で伸びの悪いジャージ・・のような質感。
結構目が詰んでてもっさりしてるんで、今のようなムシムシ気候ではかぶる気にならない・・
少し空気が乾いた秋口か春先に着たらもっと快適そう。

というわけで、数ヶ月先までお預け。

とはいうものの、もう7月。
え、9月って、再来月なの?
数ヶ月先→訂正。時間間隔があやしいこのごろ。


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2014年7月15日火曜日

テクノ柄・その後



ロシアン・アヴァンギャルド展、という展覧会が、
大昔の池袋西武・西武美術館で、あった。
お金のない高校生がこれをドキドキしながら見に行き、
途中余ったチケットをもてあました通りがかりのご婦人が
いたいけな女子高生に施しをしてくださり、
会場に入れば大迫力と大胆構図の作品群に頭をがんがん殴られて、
脳裏には四角や三角のカタチがすっかりくっついちゃってもーわやや。
ああ、もちろんかぶれてこじれてジャジャジャジャーンな17歳は、
件の展覧会以降、自力で妙なオカッパと刈り上げ頭にして通学していたのだった。
刈り上げオカッパとアバンギャルドの関係は推して知るべし。

ほい、昔話終了。

それからかなりの年月が経ち、前々回記した経緯で手に入れたテクノっちい生地を
ようやく服に仕立てる気になった。
パターンは、もうおなじみのMPL/サンプラ クルーネックフレアードレス。


無機的な柄だけども着る人間が激しく有機的だからなあ・・


透かし織りのような柄生地に構成主義カンディンスキーっぽいプリント。
けっこう生地自体はもっさりと厚みあり。
何度か着ていくうちに馴染んでいきそうな材質。

やはり刈り上げオカッパを再開するべきか、蒸し暑い時期だから真剣に検討しそう。

哲学的な生地





この生地を見つけたのはだいぶ前。
中野ブロードウェイ地下にあったTOA(今はもうない)の380円/mみたいなのの
山から掘り出したんだったと思う。
120cmあるかないかの幅に120cm位の大きな写真風の柄で1パターン。
多重露光というか、シャッター2度押ししたら撮れちゃいましたって風の柄と、
生地の耳には24級位の文字でカール・ヤスパースの哲学的な文章を引用した短文が
印刷されている。
早い話が、デザイナーが思い切り遊んでみましたよ。という所の柄。

幅といい柄といい用途不明。
材質はテンセルとポリエステルとかかな(アイロンがけした時の匂いからして)。

正直、買ったのはいいがこれをどうしようか考えてはたたみ、出しては仕舞い・・を
繰り返して時間が経ってしまった。

そろそろなんかやってみるかあ、と昨年秋口に生地を裁ち、袖付け手前まで出来た頃、
既にこれを着る時期じゃなくなってしまい・・・
やっと仕上げたのは昨日。
何て悩ましい生地なんだろう。それでも袖を通してみたいのだから手を動かすしかない。

パターンはMPL/サンプラのプルオーバードレス。



多重露光風味の柄

着心地自体はこのムシムシ気候でも大丈夫であったから合格。

大きな柄4リピート分買い、3リピート使った。
あと1つ分の柄をどうしようか思案中。

2014年7月2日水曜日

80年代しかもテクノ柄

数年前、居住用物件を探していた時期に、
今住んでいる場所から約2.5kmほど離れた場所にあったアンティークの店にて。
ここも前述の生活骨董屋と似た路線の、使えるアンティークを売る店。
およそ店のセンスににつかわしくないような、80年代テクノ柄。
迷わず買い。数年前放置。

この度めでたく裁断し、作業中。
テクノしかもB-2Unit風味の柄。
形になったら、また。


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