だいぶ前にこれの製作過程を記していこうと思いつつ、縫っていたときのめんどくささを
思い出してしまい、ついつい放置してきたテーマ。
さて、気を取り直して・・
生地の厚さ、平均約1mm。
太い糸でがっしり織られた生地、裁断したあとの端切れはまるで「豚肉のこま切れ」。
かなーり気合をいれて、手縫いで脇を縫い、
襟までつけた頃には、もう年越し。
パターンは、この厚さで袖付けなんて考えたくないので、ラグランスリーブの形で。
縫う場所を極力減らしつつなおかつ形になるパターンなんて・・都合良すぎる注文を
ほぼかなえてくれたのは、NHKの手芸番組が出していたムック本。
しかもまだ「おしゃれ工房」時代のもの。ブックオフで発見。
付録の型紙つきで出てきたのは、ありがたい。
意外とあなどれませんよ、NHKのテキストものは・・
恐怖のボタンホール、あける前の状態。
厚い生地に切り目をいれると、ぼろんぼろんと太い糸がほつれてくるんだけど・・やらねば。
で、がんばりました。
ボタンは前から持っていた・・たぶん大昔に渋谷道玄坂沿いのwake upで買ったという記憶。
骨でできたボタン。生地との質感も合いそうだったので決定。
ほい、こんな感じです。
一番面倒だった箇所は、衿付け。
なんせこの1mm厚の生地を・・
襟部分裏表で2mm+見頃で2mm、見返しで1mm・・
革縫い用の頑丈な針を出してしまいましたわ。
着用感は・・、まあ、苦労もプラスして・・、
もっさりと暖かい面白い感じになりました。
裾上げで折返し部分の厚みが気になるので、裾は一回バイアステープでかがってから上げた。
これは大昔来ていた厚地のダッフルコートがそんな造りだったのを思い出して参考に。
縫う前から「ここはこうしよう」などとアイデアもないままに始めて、
いやになったらやめて、またアイデア出たら着手。
次に何か縫うときは参考にしよう、
しかし、
しばらく縫わないだろうなあ・・・