2014年7月15日火曜日

哲学的な生地





この生地を見つけたのはだいぶ前。
中野ブロードウェイ地下にあったTOA(今はもうない)の380円/mみたいなのの
山から掘り出したんだったと思う。
120cmあるかないかの幅に120cm位の大きな写真風の柄で1パターン。
多重露光というか、シャッター2度押ししたら撮れちゃいましたって風の柄と、
生地の耳には24級位の文字でカール・ヤスパースの哲学的な文章を引用した短文が
印刷されている。
早い話が、デザイナーが思い切り遊んでみましたよ。という所の柄。

幅といい柄といい用途不明。
材質はテンセルとポリエステルとかかな(アイロンがけした時の匂いからして)。

正直、買ったのはいいがこれをどうしようか考えてはたたみ、出しては仕舞い・・を
繰り返して時間が経ってしまった。

そろそろなんかやってみるかあ、と昨年秋口に生地を裁ち、袖付け手前まで出来た頃、
既にこれを着る時期じゃなくなってしまい・・・
やっと仕上げたのは昨日。
何て悩ましい生地なんだろう。それでも袖を通してみたいのだから手を動かすしかない。

パターンはMPL/サンプラのプルオーバードレス。



多重露光風味の柄

着心地自体はこのムシムシ気候でも大丈夫であったから合格。

大きな柄4リピート分買い、3リピート使った。
あと1つ分の柄をどうしようか思案中。