2014年7月15日火曜日

テクノ柄・その後



ロシアン・アヴァンギャルド展、という展覧会が、
大昔の池袋西武・西武美術館で、あった。
お金のない高校生がこれをドキドキしながら見に行き、
途中余ったチケットをもてあました通りがかりのご婦人が
いたいけな女子高生に施しをしてくださり、
会場に入れば大迫力と大胆構図の作品群に頭をがんがん殴られて、
脳裏には四角や三角のカタチがすっかりくっついちゃってもーわやや。
ああ、もちろんかぶれてこじれてジャジャジャジャーンな17歳は、
件の展覧会以降、自力で妙なオカッパと刈り上げ頭にして通学していたのだった。
刈り上げオカッパとアバンギャルドの関係は推して知るべし。

ほい、昔話終了。

それからかなりの年月が経ち、前々回記した経緯で手に入れたテクノっちい生地を
ようやく服に仕立てる気になった。
パターンは、もうおなじみのMPL/サンプラ クルーネックフレアードレス。


無機的な柄だけども着る人間が激しく有機的だからなあ・・


透かし織りのような柄生地に構成主義カンディンスキーっぽいプリント。
けっこう生地自体はもっさりと厚みあり。
何度か着ていくうちに馴染んでいきそうな材質。

やはり刈り上げオカッパを再開するべきか、蒸し暑い時期だから真剣に検討しそう。