2015年6月9日火曜日

心眼でひとつよろしく

須磨子さんのバッテリーがいかれてしまったのでこの10日ほど携帯不携帯生活を送っている。
そろそろ周囲から苦情が(すすすすみません)出始め、持たないことも気楽でよいものだと思い始めているからまたいけない。
須磨子さんに遊んでもらわない間どうしているかというと、
最近再読中の戦後短編文学を読んでいたり。
(梅崎春生の短編はアキ・カウリスマキが監督して映画作ればよいのに、と思うのが多い)

ここは一応裁縫報告の部屋だからその手の話もすると、
「スウェーデン軍払下げのホスピタルコート(ん、白衣?)」を破壊してリサイズおよび素材化して服を縫う遊び中。
ざらっとして目の積んだ古い感じの生地で、なかなかよろすい。
デッドストック品なようで未開封のビニール袋入り。
ビニール袋には"Boras"と表記。
もしかしてあの生地メーカー製なのかしら。
もちろん土地の名前でもあるから、よくわからない。
手触りはBorasの古い生地と似ていて織りも細かいし・・
芯に入っていたうすいボール紙も経年変化はげしいし。
ま。その辺を問うのは野暮ってやつね。
老舗メーカーは何らかの形でそっちの仕事してるでしょうから。

あまりにしっかりした作りで、リサイズのために脇や袖ぐりにハサミを入れるのをためらうところはあるが、がっちりやります。じゃんじゃん脇のいらない部分を切る。
分解すると色々発見がある。
後見頃側の袖ぐりはいせこまずに極小ダーツ3本入っていたり。
(め、面倒くさいだろうに)

1着目は割とオリジナルに忠実なリサイズになったけど、
2着目からは更に解体をすすめて、もうただの生地として扱うつもり。
須磨子復活したらまたお見せしまする。では。